肥満と対策

忘年会の時期になりました。飲み会で食べ過ぎたり、体重が増加したりと1年で1番気になってくる時期ではないでしょうか?
今回はそんな『肥満の認識と対策』についてまとめてみました。

このページのポイント
さまざまなダイエット法や情報がでていて、そもそも肥満とは?という根本的なことが忘れがちになっていませんか?
色んな情報を取り入れるのはいいと思いますが、まずは根本的なことをもう一度考えてみましょう。

肥満は体重が多い人だと思っていませんか?
正確には体脂肪が多い状態のことを言います。では体脂肪が多い状態とは?

現在肥満度評価の目的で世界的にもっとも広く使われているのがボーディーマスインデックスとういう指標でBMIとよばれるものです。
これはキログラムで表した体重をメートルで表した身長を二乗で割ったものになります。

日本では25を超えると肥満と表されます。

肥満に関連する健康障害には糖尿病、高血圧、脂質異常など非常に多くの生活習慣や動脈硬化疾患が含まれています。
肥満は万病の源といえることがわかると思います。

内臓脂肪型肥満は皮下脂肪型肥満よりも健康障害を合併しやすいことがわかってきました。
しかしこれは比較なので皮下脂肪型肥満は安全な肥満というわけではありません。
内臓脂肪型肥満、皮下脂肪型肥満両方併せ持つ人もいます。

なぜ肥満になる?

肥満は食事による摂取エネルギーと身体活動による消費エネルギーのバランスの崩れ、摂取エネルギーが消費エネルギーより多い状態が長く続くことによっておこってきます。
余ったエネルギーは脂肪組織の脂肪細胞に中性脂肪の形で蓄積されます。

対策は?

基礎代謝を落とさずに食事療法の効果を長く続かせるためには食事療法と運動療法を同時に行うということが効果的です。
運動としてはウォーキングやジョギング、水泳や自転車などの有酸素運動を長めにとることが肥満の改善には友好的です。

例えば一か月で2キロ減らすには脂肪には1キログラムあたり7キログラムカロリーに相当します。
一日あたり470キロカロリ-減らすと二キロ減らすことができます。
短い間に大幅な体重減少を行うとlean body massと言われる筋肉以外の組織も大幅に減少していまします。

いきなり極端な摂食制限や運動を行って一時的に大幅な減量ができてもリバウンドをしやすくなります。
食事療法と運動療法を長期にわたって継続することが重要になってきます。

まとめ!

自分の本来必要な量に対して食べ過ぎているか自覚することが大切です。
ちょっとした積み重ねが原因が太るもとかもしれません。

栄養成分表示を意識しながら小さい努力を継続することが重要です。
ふだんの食生活ではこんにゃく、きのこや葉物の野菜などエネルギー量の少ないもの多くとって満腹間を出すのも上手なやり方です。
食べるときや運動量を変えたときの体重に対する影響、どのくらい努力すればどのくらい効果がでるということは遺伝的なこともあり個人差もあるので他人と比較することは意味がありません。