・アンチエイジングのための運動とは?
年齢を重ねると、体を動かしたり、外出するのが面倒になる人が多くなりますね。
しかし、面倒だからといって運動をしないでいると、ますます体力は落ちていきます。
体を動かす必要がありますが、いきなり激しい運動をするのは、かえって逆効果です。
アンチエイジングのための運動について、みていくことにしましょう。
・体を動かさないとどんな影響がある?
まずは、体を動かさない生活を続けると、どんな影響があるのかについてみていきます。
体を動かさない人は肌代謝が下がって老化がすすんでいくでしょう。
運動をすれば血行がよくなり、肌細胞にも酸素や栄養が送られ、成長ホルモンやセロトニンなどの分泌を促す効果があります。
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌細胞の生まれかわりの働きをよくする効果があります。
運動による効果は精神面にも影響があり、心に安心感を与える脳内伝達物質セロトニンが分泌され、ストレスの解消、不眠、肌荒れなどさまざまな効果が期待できるでしょう。
また、運動を続けることで筋肉が鍛えられ、筋肉量が増えることで基礎代謝量が上がり、体を動かさなくても使われるエネルギー量が増えるため、太りにくくなります。
アンチエイジングのためには、体の内側からきれいになる必要がありますが、そのためには運動することが大切であり、体を動かさないと血行が悪くなっていきます。
血行不良は肌にも悪い影響を及ぼし、くまやくすみだけでなく、にきび、肌荒れなどができやすくなるでしょう。
運動不足による肌の不調をスキンケアなどで補うのは難しく、表皮の生まれ変わりも低下するため、しみやしわなどの肌老化がすすむ原因となります。
・アンチエイジングのための運動の効果とは
今まで運動してきていない人にとって、いきなり運動を習慣づけるのは大変ですね。
まずは、簡単な筋トレを毎日の習慣にし、筋肉をつけることで体のたるみを防ぎ、やせやすい体へと変えることができます。
運動には有酸素運動と無酸素運動に分けられますが、有酸素運動は体に酸素を取り入れながら行う運動のことをいいます。
有酸素運動にはウォーキングやジョギングが一般的に知られており、はじめはゆっくり歩いたり、息がきれない程度で続けていくことにより体脂肪を減らすことができるでしょう。
一方の無酸素運動は、一時的な酸欠状態を伴う激しい運動であり、筋トレや短距離走など、筋肉をふやして基礎代謝をよくするのに効果的です。
運動不足の人が無計画で無酸素運動を始めると、危険が伴うため、様子をみながら取り入れるといいですね。
運動に慣れてきたら、少しずつ有酸素運動と無酸素運動を組み合わせるようにしていきましょう。
有酸素運動と無酸素運動を組み合わせることで、脂肪燃焼に役立つ有酸素運動と、ボディラインが整い、太りにくい体に変える無酸素運動の両方の効果を期待できます。
アンチエイジングのためには、運動をすることで老化の進行を遅らせ、姿勢、筋力、バランス、柔軟性、持久力を上げるのにも効果があります。
運動を何もしない状態でいると、老化現象は進む一方で、運動をすることでこれらを保ったり、向上させていくことができるのです。
加齢にともなう体への変化は、いろいろあります。
年齢を重ねることで、背骨にある椎間板の水分量が減り柔らかさを失い、狭くなり、姿勢が悪くなったり、体が硬くなったりするでしょう。
柔軟性が低下する理由は、身体活動の不足と、体の結合組織にみられるたんぱく質であるコラーゲン構造が変化することにあります。
年齢を重ねることで付着しやすくなり、関節の層が厚くなり、関節を取り巻く維性の組織が増加するのです。
股関節や膝関節も曲がりはじめ、早く走ることも難しくなるでしょう。
筋肉への影響としては、力強く効率的な収縮ができなくなり、筋萎縮もおこり、前腕、手、下腿、足部などの筋肉量が減ります。
筋力が低下すると、小さな行動でも大きな力が必要となり、反応時間も遅くなり、転倒の危険性が増すでしょう。
体のバランスにも影響があり、脳と眼球をつなぐ神経の変性や、眼筋の委縮、白内障、緑内障、黄斑部の変性、眼球のレンズの弾性低下など、視覚の問題が起こることで、転倒しやすくなります。
視覚だけでなく、耳と脳をつなぐ神経の変性など、聴覚にも問題を与え、体のバランス低下へとつながるでしょう。
持久力を上げるには、ウォーキング、サイクリングなどのエクササイズを日常生活に取り入れることが効果的です。
運動は毎日続けることを優先し、無理のない運動を少しずつ取り入れるようにし、体を動かす習慣がない人は、軽いウォーキングをしたり、家事や仕事の合間に簡単な筋トレをしたりすることから始めるといいですね。
まとめ
アンチエイジングのための運動は、普段の生活でも取り入れることができるでしょう。
例えば、自宅やオフィスでは、地下鉄や電車の駅、バス停まで歩いたり、エレベーターより階段を使ったりなどの少しの工夫でできます。
可能であれば、通勤や買い物にいくときに、自転車に乗るようにするといいでしょう。
天気の影響などで外に出るのが難しいのであれば、簡単なエクササイズグッズを購入することで、家でも手軽に運動することができますね。
【若さを維持するトレーニング法】
体を鍛える方法の中で、アンチエイジングに最も適したトレーニング法は筋肉トレーニングです。
有酸素運動ように体へ強い負荷をかけないトレーニングもありますが、ポイントは年齢とともに
落ちる筋肉に対応しきれないことです。筋肉が少なくなると血の循環や代謝が低下し若さを維持する
ことができません。
【メリットいっぱい筋トレ効果】
筋肉をつける又は鍛えることは、さまざまなメリットがあります。筋トレを行うことで基礎代謝が良くなります。
代謝量が上がると自然に脂肪が燃やされるため、たるみの少ないスッキリとした身体つきになります。また、筋肉を
鍛えることは体幹を鍛えることです。このため、バランスのとれた美しい姿勢を保つことができます。
国内外のタレントやモデルの多くが筋トレを習慣にしているのは有名ですね。トレーニングの持つメリットや
アンチエイジング効果を認識しているためでしょう。
スクワットや腹筋など、ジムに通わず自宅でおこなえる筋トレはありますが、始める前の準備運動が必要です。
いきなり負荷をかけると関節などを痛めますからね。終わった後もストレッチで十分に筋肉をほぐしてあげましょう。
【おわりに】
筋トレは若さを維持するためにオススメのトレーニング法です。基礎代謝の向上や体幹が鍛えられるなど、
アンチエイジングには最適ですが、体に負荷のかかるトレーニングでもあります。軽い負荷からはじめ、
継続していくこと大切ですね。
参考URL:http://simply.pw/kokorokarada/kinniku.html
http://tabi-labo.com/235587/muscletraining46-04
http://newageinglog.com/muscle-anti-ageing
【指先や手のトレーニングで脳の老化防止】
脳の老化防止に指先や手を使う、動かすことが有効なのはご存知だと思います。テレビ番組にも取り上げられ、
実際にトライしてみるとけっこう難しいものです。これは、確かに脳へ刺激をあたえると実感させられます。
生活の中でおこなっている動きが、そのままトレーニングの役割を果たしている場合もあります。
とくべつ大掛かりな道具を使わなくても、老化予防のトレーニングができるのが良いところですね。
【トレーニングの定番・ひとりじゃんけん】
テレビ番組でも取り上げられた、定番のトレーニングです。両方の手でじゃんけんをするのですが、このとき
勝つ方の手を決めておいて、常に勝つようにおこないます。1日5分ほどで十分ですが、慣れないうちは苦戦します。
両手の指先を向かいあわせてクルクルまわす、「指まわし体操」も脳の老化防止に効果的です。
はじめの動きはぎこちなく、スムーズにはいきませんが、この状態が脳に刺激をあたえ活性化させています。
【日常の中のトレーニング】
包丁を持って料理をつくる、包丁を持つ緊張感と同時に料理のイメージを描くことで脳を活性化させます。
掃除や洗濯も指先や手を含め、体全体を動かすことで自然と老化防止になっているトレーニングです。
スマホやパソコンの普及で少なくなった「書く」という行動も、脳の活性化に効果があります。物語を想像すること、
手本をみながら書き写すことは、右脳と左脳両方に刺激を与えます。
【おわりに】
脳の若さを保つため、指先や手のトレーニングをみてきました。ポイントはどこでも気軽にできることでしょう。
「指まわし体操」は仕事の休憩タイム、脳をリフレッシさせるのにも良さそうです。スムーズな動きに慣れてくると、
脳は刺激を受けません。まわし方を逆にしてみるなど条件を変えて、脳の活性化につとめましょう。
参考URL:https://thechange.jp/brain15-6196.html・記憶力の低下にはこれが効く!今すぐできる簡単脳トレ15選
http://magald.com/column/19-te2.php・簡単にできる手を使った効果的な脳トレとは
http://magald.com/column/07-kazi.php・家事は脳トレにすごく良い!